脱炭素社会に向けた挑戦

バイオガスプラント建設事業

家畜ふん尿をメタン発酵させ、発生したメタンガスをボイラーや発電機の燃料として利用する「バイオガスプラント」の建設を行っています。
温室効果ガス(二酸化炭素・メタン)の削減だけではなく、発酵後の消化液は臭気も低減するため従来の堆肥として2次利用することができます。
 

水素サプライチェーン実証事業

 2015年度地域連携・低炭素水素技術実証事業(環境省)の『家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業』において、エア・ウォーター㈱が事業主体となり、共同事業者として鹿島建設㈱、日鉄住金パイプライン&エンジニアリング㈱、日本エアープロダクツ㈱が参画し、2015年に採択されました。
実証事業は、『製造プロセス(バイオガス生精製→水素製造→水素貯蔵)』と、『利用プロセス(水素燃料電池設置及び系統連携、水素ステーション、FCフォークリフト・FCV利用)』のふたつに分けられ、当社は2016年に『利用プロセス』の中の水素燃料電池及び系統連携施設の建設に携わりました。
2019年度実証事業は終了となり、建設物は撤去現況復旧をしました。しかし、一部分の事業は延長する事となり、現在も継続しております。

家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業

利用プロセス工事概要

  • 鹿追町に2ヶ所、帯広市に1ヶ所、水素燃料電池を設置
  • 発電機排熱を利用した貯湯ユニットを設置
  • 各施設へ温水提供設備
  • チョウザメ用水を加温する熱交換設備
  • 発電設備の系統連携(逆潮流防止システム)
  • 停電時用の自立運転機能
  • 各所温度、水温、水量、電力、ON/OFFセンサー設置
  • 高温・低温時などの諸条件時に、回避機能設置
  • タブレットによるデータ/分、累積データ見える化
  • タブレットによるCO2量、熱量の換算式による自動算出機能

既存建物ZEB化への取り組み

ZEB(ゼブ・ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、ビルの一次エネルギー消費量をオンサイトでの再生可能エネルギーの活用により、正味(ネット)でゼロにすることです。