CFT

概要

CFT(Concrete Filled Steel Tube:コンクリート充填鋼管)構造は、鋼管の中に高強度のコンクリートを充填することにより、耐震性能、耐火性能等多くの面で、優れた特性を発揮します。

特長

  • 鋼管がコンクリートを拘束、コンクリートが鋼管の局部座屈を抑制するという相互拘束効果(コンファインド効果)により、高い耐力と変形能力を維持します。
  • 小さな柱断面で、より高い階高、より広く柱の少ない空間が得られます。
  • CFT柱の内部にコンクリートが充填されているため、火災時の鋼管の温度上昇が抑制されます。これにより、無耐火または耐火被覆の軽減が可能となります。
  • CFT柱は型枠材を使用しないので地球環境の保護になります。また、鉄筋・型枠工事が不要となり、工期の短縮が図れます。

用途

低層から超高層建物まで幅広く適用可能、大スパン建物、都市型集合住宅、ホテル、オフィスビル、工場、倉庫

実績・事例

クロスホテル札幌

クロスホテル札幌 エントランス








 エントランス                    
クロスホテル札幌 CFT構造と制震技術の複合
 CFT構造と制震技術の複合


 
設計基準強度 36 N/mm²
充填高さ 20 m


新釧路道銀ビル

設計基準強度 27 N/mm²
充填高さ 30 m
 


北海道議会庁舎


 エントランスホール 
設計基準強度 48 N/mm²
充填高さ 30 m