トンネル技術

シールドトンネル

 周辺からの土圧、水圧と同等の反力を計測管理しながら、掘削していくシールド工法は、小口径から大口径まで、日本国内から海外までの多くの実績を有します。
 

近接トンネル

近接トンネルは、トンネル間の離隔が少ないため、掘削に伴う地山の応力再配分により、中央部の壁に応力が集中することで不安定になりやすく、トンネルの安定性確保が課題となります。
 当社では、FEM解析(有限要素法解析)にて最適な支保構造および掘削補助工を検討し、トンネルの安定性確保に努めて施工を行いました。


FEM解析モデル


FEM解析結果(地山安全率分布図)

 

風化した蝦夷層群泥岩のトンネル施工

 小規模な地すべり地形が広範囲に分布し、変状が生じやすい地質における霧立峠トンネルの施工を行いました。
 事前にFEM解析を行い、予測される変位・変状に対してトンネルの支保剛性を高めて各種掘削補助工を施工しトンネルを施工しました。
 事前にFEM解析を行い、予測される変位・変状に対してトンネルの支保剛性を高めて各種掘削補助工を施
しトンネルを施工しました。

FEM解析モデル

FEM解析結果(沈下量)
 
 

新幹線トンネル ~北海道新幹線、村山トンネル~

 「村山トンネル」は、新函館北斗駅から札幌駅延伸までの1番起点側に位置する北海道新幹線トンネルです。完成後は全長32,675mの日本最長の陸上山岳トンネル(渡島トンネル)となり、その内、新函館北斗駅側の村山工区(トンネル延長5,365m)のトンネルを施工しました。
 トンネル掘削時は、最大で毎分13,500ℓの多量な湧水を治めながら掘り進みました。
完了
 

水抜孔からの湧水状況

掘削状況

覆工養生システム

 覆工コンクリートの乾燥、温度応力によるひび割れ発生を防止して、品質、耐久性向上を図るための当社独自の技術です。
特許公開2006・161401

 

 

トンネル覆工コンクリート養生遮風壁

 トンネル坑口、及び坑口に設置する『高速自動開閉式シートシャッター付遮風壁』により、車両・作業関係者の通行時の坑口開放時間を短縮できるほか、トンネル作業での遮風壁の移動・移設の合理化などが可能となります。
 また、坑内の温度変化を最小限に抑制することで、従来工法よりも施工性が向上し、品質確保に大きな効果が得られます。