建物の長期使用を支える確かな調査、 メンテナンス、リニューアルの技術と経験。
ハンマーによる打診や電磁波レーダーによる測定などの多彩な技術で、建物の問題点をキャッチ!
ハンマーによる打診や電磁波レーダーによる測定などの多彩な技術で、建物の問題点をキャッチ!
調査・診断の主な項目
※以下の項目に入る前の重要なステップとして、専門家が劣化程度の概括や試験箇所の設定を行う目視調査を実施します。1 コアボーリング

コンクリート内の鉄筋の位置や深さは、X線や電磁波レーダーを探査対象部分に放射する方法を用いることによって、躯体を損ねることなく測定します。
2 中性化進行深さ測定

躯体からコンクリートのコアを抜き出し、それにフェノールフタレイン溶液を吹き付け、変色の有無によりコンクリートの中性化の進行深さを測定します。
3 コンクリート圧縮強度試験

コアボーリングなどで直接建物から躯体の一部を採取し、それを試験体とすることで、実際のコンクリート圧縮強度を確認します。
4 シュミットハンマー

コンクリート圧縮強度試験と同じく、建物のコンクリート強度を確認する方法です。コンクリートの表面をハンマーで叩いて反発硬度を計測し、強度を推定します。
5 打診法

壁面をテストハンマーなどで叩き、壁面が健全な状態にあるのか、モルタルが浮くなど問題を抱えた状態にあるのかを、打撃音の違いを耳で聞き分け判別します。
6 ひび割れ調査

コンクリート表面に現れるクラック(裂け目)の幅と分布を、ルーペやスケール(巻尺)などを用いて計測し、ひび割れ修繕工法に向けた基礎データとします。
7 鉄筋探査

コンクリート内の鉄筋の位置や深さは、X線や電磁波レーダーを探査対象部分に放射する方法を用いることによって、躯体を損ねることなく測定します。
8 赤外線装置法

モルタルが浮いた壁面は空気の層が介在し、太陽熱の伝達が健全な壁面と異なるため、表面温度に差が生じます。この差を赤外線映像装置で測定し、問題のある壁面を特定します。
9 タイル・塗膜等付着力試験

コンクリート・モルタルおよびタイルの接着強度や塗膜付着力は、「建研式接着力試験器」を用いて引張試験を行い、どの程度の重荷まで耐えられるかを測定して確認します。
リニューアル検討事項
生活の快適性と安全性、躯体の性能、そしてデザイン性-。 幅広い視野から建物再生のポイントをご提案します。
point.1 劣化への対応

- 浮き
- ひび割れ
- はく落
- 鉄筋腐食
- 汚損など
point.2 建物イメージの向上

- 塗り替え
- デザインの変更
- 使用材の変更など
point.3 機能性の向上

- エレベーター設置
- OA対応
- ガラスの交換
- 遮音性向上など
point.4 温熱環境の改善

- 外断熱化
- ガラスの交換
- サッシの多重化
- 換気性能の向上など
point.5 安全性の向上

- 落雪対策
- 耐震補強
- 防振補強
- 防災対策
- 防犯対策
point.6 ユニバーサルデザイン

- 段差解消
- 手すり取付
- すべり止め対策など