令和7年6月20日、(一社)新都市ハウジング協会主催のホテルグランドアーク半蔵門で開催された『2025年度 CFT構造賞表彰式』において、「ほくほく札幌ビル工事」がCFT構造賞(普及)として表彰され、表彰状と記念品が授与されました。
CFT構造賞は、2000年度に設立され、年間の竣工物件の応募作品の中から、計画・意匠設計、構造設計、施工、普及貢献を総合的に評価し、特に優れた作品の実現に貢献した建築主、設計者、施工者に贈られる賞です。
2021年度から総合評価以外に、特に「新しい技術開発」ならびに「CFT造の普及に貢献」した作品を「CFT構造賞(普及)」として表彰しています。
【選考理由】
(計画・意匠)
通りに面するファサードに折れ型のPCa外壁により特徴的なファサードが印象的な片寄コアの合理的な計画である。
(構造)
CFT柱による粘性制振壁をバランスよく配置した純ラーメン架構形式を採用している。
(施工)
施工計画技術指導を受けており、Bランクゼネコンから高難易度の施工技術習得指導を受け高難易度施工能力を習得している。
寒冷地である北海道においてFc 60N/mm2 CONを使用して、冬季の施工やポンプ圧送試験を行いデータを取得している。
(普及)
寒冷地であり、CFT施工の少ない札幌市で地元施工業者としてCFT造普及に大きく貢献している。

